PHSとDPCケーブル

実は出来れば携帯電話を持ちたくなかったんだけど、諸般の事情によりPHSを契約することになった。PHSにした決め手はやっぱり料金。PHSへの通話は無料になるプランがあり、ほとんど妻との連絡用のうちには最適なのだ。(しかも、たまたま僕の実家と妻の友達がPHSユーザだった)

現在、PHSキャリアのWILLCOMには実質3機種しかラインナップがない。僕は、
・Operaブラウザ搭載で一台でなんでも出来そうだけど、動作がもっさりしている京ポン
・動作はきびきびで、軽く小さく、電池も持つけれどブラウザ非搭載のSanyo機
の二つで結構迷ったけど、ほとんどが音声通話とメール中心に使うだろうとの事で、Sanyoにした。

また、もう一つ決め手があって、実はMasterというところのケーブルを使えば、Sanyo機とCLIEを接続し、インターネットにダイヤルアップすることが出来るのである。これを使えば、解像度や画面の大きさ・表示スピードなどの点で、京ポンのOperaよりもマシだろうという思惑があった。

ところが買ってから気がついたんだけど、Masterのケーブルをすぐに入手できなかった。何故かMasterのWEBサイトから注文をしても一向に返事がなく、出張の際に秋葉原などで探しても在庫がなかった。普段は無線LANもあるし、そこまでPHSでの接続が必要になることはないのだけど、ないものは欲しくなるのが人情というもの。結構まめに秋葉原に顔を出して、とうとう一つ在庫を見つけたのが写真のケーブルである。

試しに使ってみると、意外に普通にインターネットできる。32Kbpsなので大きいファイルのダウンロードはもちろん、ちょっと大き目の写真が張ってあったりすると厳しいが、ネットフロントの設定で画像やCSSをOFFにして見たり、メールの確認をするには十分使える。僕の買ったケーブルは最大70cmくらいまで伸縮できるタイプで、PHSを胸ポケットやカバンに入れてCLIEで接続するにはなかなか使いやすい。ケーブルについてはこのサイトが詳しい。

音声定額プランだと、1パケットあたり0.02円。これは他の携帯電話キャリアと比べると格段に安い。月2100円で使い放題にも出来るが、今のところそこまでは使わないかな。注意するべきは、PCやPDAでの接続には別途接続プロバイダが必要な事。WILLCOMの提供する接続サービス(PRIN)では、1分あたり5円とられるのだけど、月の基本料が必要ないのでとりあえずこれを使っている。IIJmioは月315円で使い放題と安いので、もうちょっと使うようになるとこれを契約するつもり。

今年中に新機種がいくつか発表されるという噂のWILLCOMだけど、当分は、CLIEとの組合せでいくつもりだ。